“好き”に会いに行こうー宮城・石ノ森萬画館でマンガにどっぷり浸る休日旅!

石巻観光

アニメやマンガの世界にどっぷりハマって過ごしたい…! そんなあなたにオススメのアニメ聖地がこちら。

次の週末は宮城県石巻市に行ってみませんか?東京から新幹線でたったの3時間、石巻市は“マンガの街”として有名な場所。街なかのランドマークである「石ノ森萬画館」は、『サイボーグ009』や『仮面ライダー』の原作者・石ノ森章太郎の作品世界を思う存分楽しめる夢のような場所です。

この記事では、アニメやマンガが大好きなあなたの心をくすぐる石ノ森萬画館の魅力をご紹介します。読み終わった後はきっと石ノ森キャラクターたちに会いに行きたくなっちゃうはず…!


目次

  • 石ノ森萬画館とは?
  • 石ノ森章太郎ってどんな人?
  • 「第二の故郷」石巻
  • 石ノ森萬画館の見どころ!
    1. 魅力たっぷりの常設展示室!
    2. ここなら”本物”に会える…! 原画展示コーナー
    3. あなたが好きなマンガ原画も展示されるかも! 特別企画展
    4. 味覚でも作品世界を体感しよう! カフェスペース
    5. お土産に、思い出に、オリジナルグッズはいかが?
  • 石ノ森萬画館に行きたくなったら…?
    1. アクセス
    2. 営業時間
    3. おすすめの滞在時間

石ノ森萬画館とは?

石ノ森萬画館は、宮城県石巻市にあるマンガミュージアムです。東北を流れる大河・北上川河口の中州(中瀬地区)に建つその様子はまるで宇宙船が石巻に降り立ったよう! 石ノ森章太郎の代表作である『サイボーグ009』や『仮面ライダー』をはじめとした、たくさんのキャラクターたちが皆さんをお出迎えします。ジオラマで表現された展示室内は、まさに石ノ森ワールド! キャラクターの世界に没頭できること間違いなしです。

石ノ森章太郎ってどんな人?

皆さんは石ノ森章太郎というマンガ家を知っていますか? 1938年1月25日、宮城県登米郡中田町(現・登米市)に生まれ、1954年に『二級天使』でデビュー。以降、数々のヒット作を生み出しました。1998年に亡くなるまでマンガの新しい可能性を追求し続け、特撮やアニメーションの世界にも活躍の場を広げていきました。

特に2008年には、角川書店刊『石ノ森章太郎萬画大全集』が「1人の著者が描いたコミックの出版作品数が世界で最も多い」として「ギネス世界記録」に認定! 作品の影響力と漫画文化への貢献は計り知れないのです…!

「第二の故郷」石巻

登米市出身である石ノ森章太郎のミュージアムがなぜ石巻にあるんでしょう?それは、彼の青年時代にヒントがあります…。

なんと、石ノ森は学生時代に石巻市の映画館「岡田劇場」に自転車で3時間ほどかけて映画を見に来ていたとのこと…! 今のように道路もしっかりと整備されていない時代、自転車で走るのも私たちが想像するよりずっと大変だったはず。ものすごいバイタリティ!

そんなバイタリティや石巻で芸術文化に触れた経験があったからこそ、後にギネス認定されるほどの多様な作品が生み出すことができたのかもしれません。

石ノ森と石巻市とのつながりは、1995年に当時の石巻市長との対談から始まりました。 話の中で、シャッター街となった石巻の中心市街地ににぎわいをもたらし、様々な情報を発信していく中核施設として、マンガミュージアムを建設する話が持ち上がったのです。

ちなみに、現在石ノ森萬画館が建っている中瀬地区が、ちょうど石ノ森が通っていた岡田劇場が建っていたところ。川の中州でニューヨークの「マンハッタン島」に形が似ていることから、計画当時より「マンガッタン島」とも呼ばれています。

石ノ森萬画館の見どころ!

1 魅力たっぷりの常設展示室!

先ほども紹介したように、展示室ではたくさんの石ノ森キャラクターに囲まれて作品の世界を堪能できること間違いなし!

また、石ノ森章太郎のラフスケッチから誕生した石巻のヒーロー「シージェッター海斗」のコーナーも。映像ホールで放映されている海斗のオリジナルムービーは、何と現在もテレビ放送中の「仮面ライダーシリーズ」の制作スタッフにご協力いただいた渾身のストーリー作品! カッコよさに震えちゃうかも…?

2 ここなら”本物”に会える…! 原画展示コーナー

忘れちゃいけないのが、石ノ森萬画館では石ノ森章太郎の貴重なマンガ原画が見られるってこと! 常設展示室内の原画展示コーナーでは石ノ森の生原稿が観られます! 生の原稿を常時観ることができるのは日本中で石ノ森萬画館だけ! 年に4~5回展示替えしているので、色々な石ノ森作品に触れることができます。デジタルでマンガが描ける時代になり、紙の原稿も今となっては大切な文化資産! マンガの黎明期に活躍した石ノ森の原画は、いわば「日本マンガの原点の一つ」。原稿から滲み出る”ライブ感”をぜひ体感して!

3 あなたが好きなマンガ原画も展示されるかも! 特別企画展

石ノ森萬画館では常設展示とは別に、季節ごとに年4~5回特別企画展を開催しています。石ノ森章太郎作品に限らず、様々なマンガや絵本、イラストレーターの作品など多様な企画展が開催されるのが特徴です。もしかして多彩なジャンルのマンガを執筆した石ノ森スピリットが企画にも受け継がれている…??

現在の特別企画展は「サイボーグ009展 -9 characters-」。2024年7月に誕生60周年を迎えた『サイボーグ009』のマンガ原画を中心に展示しています。「島村ジョー」をはじめとする9人のサイボーグ戦士たち一人ひとりに焦点をあてたブースを設け、個性あふれるキャラクターたちの様々なエピソードをパネルや貴重な原画と共に紹介!会場には60年の歴史を一挙に紹介するコーナーも…! お見逃しなく!

4 味覚でも作品世界を体感しよう! カフェスペース

石ノ森萬画館の3階は、ワークショップでわくわくしたり、カフェでゆったりしたり、色々な過ごし方ができるスペース! ワークショップとしてキャラクターの缶バッジ作りなどの制作体験が毎日できるほか、3階カフェ「喫茶ブルーゾーン」では特別企画展のコラボメニューをはじめとした様々なメニューが楽しめます! 展示を見た後はここで心もお腹も満足!

5 お土産に、思い出に、オリジナルグッズはいかが?

石ノ森萬画館1階では、グッズショップ「墨汁一滴」でお買い物が楽しめます! 特に、東京や大阪にしか店舗が無い「KAMEN RIDER STORE(仮面ライダーストア)」の石巻出張所がショップ内にオープン! カッコいいグッズがより取り見取りです。

This image has an empty alt attribute; its file name is F2uf9JgasAAfVhN-1024x697.jpg

また、カッコいいだけでなく、ポーチやタオル、ノートなどカワイイグッズも盛りだくさん! ほかにも地元の人気店とコラボしたお菓子などなど。豊富な品揃えで目移りしちゃう…! お土産にはもちろん、自分へのご褒美にもぴったり! お気に入りのグッズを見つけてくださいね。

石ノ森萬画館に行きたくなったら…?

ここまでお読みくださってありがとうございます。これできっと「石ノ森萬画館」があなたの心に刻まれたはず…!

「大人になっても遊び心を忘れない自分でいられる」、そんな空間って貴重じゃないですか?

石ノ森が描いたヒーロー観や原画に触れるときっと感動しますよ。また、石ノ森作品だけでなく、企画展示などを通してマンガやアニメがさらに好きになるはず。

東京駅から石巻駅までは、新幹線でたったの3時間! 遠いと思いきや、実は日帰りでも十分楽しめる距離なんです。気になった方は、今度の休みが石巻を訪れる絶好のチャンスです! アニメやマンガが大好きなあなたが心から楽しめるスポット、石ノ森萬画館へぜひ足を運んでみてください!

日帰り旅行にもぴったり。

次の週末は、石巻で自分の”好き”に出会える旅を!

©Mayumi_Yamada

  • アクセス(詳しくはリンク先の公式サイトへ)
    • JR石巻駅から徒歩で最短12分
    • お車の場合、仙台方面からは三陸自動車道経由で約60分、最寄IC「石巻河南IC」から石巻市街地方面へ10分。大崎(古川)方面からは国道108号線経由で約60分。
  • 料金・営業時間(詳しくはリンク先の公式サイトへ)
    • 入館料:大人900円、中高生600円、小学生250円(年間パスポート有)
    • 営業時間:9時~17時
    • 休館日:毎週火曜日(一部例外有)
  • おすすめの滞在時間
    • 約1.5~2時間


©石森プロ、©石森プロ・東映、©石森プロ/街づくりまんぼう、©Mayumi Yamada